LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年6月15日)
ジメジメとした梅雨のシーズンは、多くの植物にとって苦手な季節。
雨に当たって花や茎が傷んだり、株元が蒸れてしまったりするとトラブルの原因になります。
そこで今回は梅雨シーズンの草花の管理方法や、いま植え付けると秋まで長く楽しめる花を紹介します。さっそくみていきましょう。
【注目記事】【ガーデニング】鉢植えで楽しみたい「ビタミンカラーの春の花・8選」玄関がスタイリッシュに
1. 梅雨シーズン到来!草花の基本の管理方法は?
花の中には雨に強い植物もありますが、長期間雨にさらされる状態にしていると、花が傷んで病害虫が発生しやすくなります。長雨で土の過湿状態が続き、根腐れを起こして枯れてしまうことも。
これらのトラブルを避けるために、鉢花の場合は雨が当たらない風通しのよい軒下で管理するのがオススメです。
地植えの場合で気をつけたいことは、雨による泥はねが植物の葉に付着すること。そのままにすると、病気の原因になってしまうこともあります。泥はね防止にはマルチングをしておくと安心です。
風通しをよくして、蒸れの原因となる雑草や不要な枝葉は取り除いておきましょう。株がこんもりしてきたら、切り戻しをするのもオススメです。株の内側にも風が通るようになり、蒸れにくくなります。
切り戻しを適切におこなえば、秋になってからの生育や花つきもよくなりますよ。長雨が続くなかでの水やりは、必ず鉢の土が乾いたことを確認してからおこなってくださいね。
2. 梅雨から秋まで楽しめる!オススメの花8選
2.1 ノリウツギ
アジサイの仲間で、とがった円錐型の花房を付けるノリウツギ。
開花期は7~9月で、ややクリームがかった白色の花を咲かせます。
円すい状のこんもりとした花房をつける園芸品種のライムライトは、開花後すぐはライムグリーンの花をつけ、だんだんと濃いグリーンへと色を変化させていく姿も楽しめます。※参考価格:1000~3000円前後(3~4号鉢)
2.2 ブーゲンビレア
初夏と秋に花を咲かせるブーゲンビレアは、ピンクや白など花色が豊富な半つる性の低木。春頃に花が咲きはじめます。ピンク色の枝をもつ種類などもあるので、さまざまな姿が楽しめますよ。
高温多湿の気候は苦手なので乾燥気味に育てましょう。※参考価格:3000~4000円前後(3~4号鉢)
2.3 チェリーセージ
赤と白のバイカラーの花が可愛いチェリーセージ。5~11月まで長い期間花を咲かせます。
サクランボに似た香りがするので、観賞用ハーブとして切り花や料理の飾り付けも楽しめます。
多湿に注意して、日向~明るい半日陰で育てましょう。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
2.4 ラベンダー
青紫色の小さな花を穂状につけ、心地よい香りを楽しめるラベンダー。レース状の葉が美しいレースラベンダーや花穂の先に、ウサギの耳のような葉をつけるフレンチラベンダーなど種類が豊富です。開花期は7月まで。
高温多湿が苦手ですが、フレンチラベンダーは夏越ししやすい品種。風通しがよく蒸れにくい場所で育てましょう。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)