ロマンチックなローズガーデンはガーデナーにとって憧れの庭。バラを育ててみたいと思っていても、初心者にはハードルが高そう…とためらってしまうことも。
初心者にとって最初に育てるバラの品種選びは、バラ栽培を続けたくなるかどうかを決める大切なポイントです。今回は初心者にも育てやすいバラの選び方やオススメ品種を紹介します。
初心者ガーデナーのバラ選び〈5つのチェックポイント〉
〈ポイント 1〉耐病性があり強健であること
バラは病気にかかりやすく、栽培が難しいと思われがちです。ところがバラは意外とたくましく、ひと冬ゆっくり休眠して翌年には元気に花を咲かせてくれます。
近年では品種改良の技術が進み、病気にかかりにくく強い性質を持つバラがつぎつぎと登場。初心者はできるだけ耐病性が高く強健な品種を選ぶのがオススメです。
病気から守るためには薬剤散布が欠かせませんが、害虫に効果を発揮する薬は人体にも影響を与えます。病気に強いと手間がかからないうえに、安心してバラ栽培ができるでしょう。
〈ポイント 2〉自然に整う樹形を選ぶこと
バラの樹形には木立樹形・ツル樹形・シュラブ樹形の3つがあります。初心者にオススメなのは、木立樹形とシュラブ樹形。
木立樹形は枝が硬く、幹がしっかりと自立します。1~1.5メートルほどの背丈なので、お手入れしやすいのが魅力です。中輪~大輪の花が上向きに咲きます。
シュラブ樹形は木立樹形とツル樹形の中間的な形。枝はツル樹形ほど長く伸びません。ある程度まで自立したあと、細い枝が噴水のようにしなやかにしだれます。花は横またはうつむきに開花。