LIMOが2022年5月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年5月7日)

マリーゴールドは春から晩秋の花壇を彩る、時代を超えて愛される花。

昨今はオシャレなマリーゴールドも続々と作出され、お馴染みの黄色やオレンジのコンパクトなタイプから、白花の八重咲き品種までたくさんの種類が出回っています。

今回は、種でも苗でも育てやすいマリーゴールドの育て方、オススメ品種や寄せ植えにぴったりの花々を紹介します。

【注目記事】【ガーデニング】玄関前は鉢植え花の「こんもり感」でお洒落に演出!オススメの植物7選 

1. マリーゴールドの育て方

マリーゴールドは種からでも簡単に育てられる花。3~5月が種まきの適期です。気温が20度程度に安定する頃に種をまくと発芽しやすくなります。

水はけのよい土を準備して種を蒔いたら、土を5ミリ程度かぶせて水をたくさんあげましょう。 種まきから1週間ほどで発芽します。

マリーゴールドは、春から晩秋が開花時期。日当たりのよい場所に植えることでたくさん花を咲かせます。

mizy/Shutterstock.com

元気な花を咲かせるためには、定期的な追肥も忘れずに。管理の手間はほとんどかかりませんが、花が終わったら花がら摘みをこまめにおこないましょう。

2. かわいいマリーゴールド!オシャレな品種は?

マリーゴールドにはたくさんの品種があり、大きく分けて3つのタイプに分かれます。タイプ別にオシャレでカワイイ品種を紹介します。

2.1 フレンチタイプ

giedre vaitekune/Shutterstock.com

マリーゴールドの花姿で一般的に知られているのはフレンチタイプ。草丈はコンパクトで横に密集して枝を広げ、小輪の花をたくさん咲かせます。

マリーゴールド・サファリ レッド
こんもりとボリュームのある草姿と鮮やかな赤色の花が魅力のサファリレッド。コンパクトなフレンチタイプが多いなかでも大輪の花を咲かせます。開花が早く、初夏から長期間咲き続けます。

マリーゴールド・ボナンザイエロー
ビタミンカラーのイエローで、八重咲きの花が可愛らしいボナンザイエロー。夏の過酷な環境でも、次々に花を咲かせます。やや矮性で横に広がり、比較的小さめの花がたくさん咲きます。

2.2 アフリカンタイプ

Bohbeh/Shutterstock.com

茎が太く、上に高く伸びて手まりのような大輪の花を咲かせます。草丈が100センチほどになる品種は、切り花としても利用されます。

マリーゴールド・ディスカバリー イエロー
レモンイエローの色鮮やかな八重咲きの花を手まりのように咲かせます。耐雨性に優れ、開花期も長いことからトロピカルな庭やカラフルな庭の縁取りにもオススメです。

マリーゴールド・ホワイトバニラ
バニラアイスのような乳白色の花が可愛らしいホワイトバニラ。花径8センチ以上にもなる大輪の花を手まり状に咲かせます。 花の咲き始めはクリームイエローで、徐々に白くなっていく花の変化も楽しめますよ。

2.3 メキシカンタイプ

mizy/Shutterstock.com

別名「細葉孔雀草(ホソバクジャクソウ)」と呼ばれる細く繊細な葉と短い草丈と、一重咲きの品種が多いのも特徴です。華やかな印象のマリーゴールドとは異なり、楚々としたナチュラルな花姿を楽しめます。

ミントマリーゴールド
かわいい黄色い小花を咲かせ、つやのある香りよい大きな葉が特徴。ハーブとして料理やハーブティ、ポプリに利用されることもあります。開花期が長く、初夏から秋にかけて明るい黄色の花を次々と咲かせます。

3. カラフルなマリーゴールドに合うオススメの花

カラフルで元気なマリーゴールドに合わせる寄せ植えも楽しいですよ。オススメの花を紹介します。

3.1 ペチュニア

Itsunfotos/Shutterstock.com

ペチュニアは、春から夏の花壇でおなじみの花のひとつ。大輪の八重咲きなど豪華なものから、小さな花をたくさん咲かせるタイプまで種類が豊富なのでマリーゴールドの品種に合う花がきっと見つかります。

夏の暑さに強く、良い環境で育てれば春から秋まで花を長く楽しめます。※参考価格:200~700円前後(3号ポット苗)

3.2 ロベリア

Reut MG/Shutterstock.com

目が覚めるような花色と蝶のような小さな花が魅力のロベリア。春から初夏にかけて花を咲かせます。生育期の3月から6月頃追肥をすると良く育ちます。花後は3分の1程度に刈込み涼しい場所で夏越しすると秋にも花が楽しめます。※参考価格:500~700円前後(3号ポット苗)

3.3 ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト

Zoya El/Shutterstock.com

春から秋までカスミソウのように小さな白い花をふわふわと次々に咲かせ、ボリュームが出ますので寄せ植えのベースにオススメです。

花のように見える白い部分は、苞と呼ばれる花序の下の葉です。夏の暑さや乾燥にも強く育てやすく、長く楽しめます。※参考価格:400~700円前後(3号ポット苗)

3.4 ミニヒマワリ

SweetDD/Shutterstock.com

手頃なサイズで可愛らしいミニヒマワリは、草丈が低いまま開花するように改良された品種です。

種から育てる場合は4月中旬から6月中旬に種まきします。1週間ほどで発芽するので、この間は水を切らさないように管理しましょう。マリーゴールドに合わせて元気なビタミンカラーの寄せ植えもオススメですよ。※参考価格:200~300円前後(種)

4. まとめにかえて

時代を超えて愛されるマリーゴールドはオシャレに進化中。近年は可愛らしい品種がたくさん作出されるようになりました。

マリーゴールドは種からでも育てやすい花。初夏から晩秋に鮮やかな花を咲かせるマリーゴールドを、ぜひ楽しんでみてくださいね。

LIMO編集部