LIMOが2022年5月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年5月30日)

もうすぐ6月。梅雨を間近に控えたこの時期は、春の花が終わって、夏の花に衣替えする季節。

夏や秋に咲く苗や種を準備して、梅雨の晴れ間に準備をすすめましょう。

今回は、今の時期に植え付けや種まきができる花について紹介します。梅雨の晴れ間を利用して、花壇の衣替えを上手にすすめてくださいね。

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1. 梅雨時期の種まきのポイント

梅雨の種まきでいちばん注意すべきことは、まいた種が雨で流れてしまうこと。

雨で種が流れるのを防ぐためには、花壇に直まきするよりも、プランターへの種まきがオススメです。プランターを軒下で管理すれば、雨の影響を心配することもなくなります。

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ポットごと植え付けできる、種まき専用ポットを使うのも便利です。このポットは土に分解されるので、根鉢を崩さずそのまま植えることが可能。成長もよくなるのでオススメです。

種まき用の土は、種まき専用のものを使うのがよいでしょう。発芽率がぐっと上がりますよ。

2. 今が植え付け適期!オススメの花8選

2.1 アメリカンブルー

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爽やかなブルーがオシャレな花。暑さには強いのですが、寒さが苦手です。

霜にあたると枯れてしまうので、一年草として扱われます。花期は5~10月。

過湿には弱いので、水はけと日当たりのよい場所で育てましょう。※参考価格:300円前後(3号ポット苗)

2.2 イソトマ

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オーストラリア原産の多年草ですが、寒さが苦手なので一年草として扱われます。青や白、ピンク色をした、星形の花も清々しい印象です。花期は5~9月。

過湿にやや弱く、プランター栽培がオススメ。ハンキングバスケットにすると、こんもりと咲く花姿を楽しめます。花後は切り戻しをして夏越しすれば、再び秋に花を咲かせます。※参考価格:200円前後(3号ポット苗)

2.3 タイム

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シソ科のハーブで、たくさんの品種があるタイム。立性のコモンタイム、匍匐性のクリーピングタイム、香りのよいレモンタイムなどがあります。春から初夏にかけて花が咲きますが、品種によって異なります。

クリーピングタイムはマット状に広がる性質で、庭の雑草対策としてグランドカバーにピッタリ。

ただし生育が旺盛なので、あまり増やしたくない人は根域制限をしておきましょう。※参考価格:350円前後(3号ポット苗)

2.4 トレニア

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トレニアは花つきのよい、野趣あふれる花。暑さには強めですが、乾燥に弱いので水切れをしないように育てましょう。

花が少なくなってきたら、切り戻しをして液肥を与えます。再び元気になって、キレイな花をたくさん咲かせるでしょう。花期は4~10月。※参考価格:500円前後(3.5号ポット苗)

2.5 ユーフォルビア

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2000種以上にもおよぶ品種が存在するユーフォルビア。一年草や多年草、多肉植物まで、じつにさまざまな姿、形の植物がユーフォルビアに分類されます。

どれも葉色が美しく独特の存在感があるので、花壇にひと株植えるとオシャレな雰囲気に。園芸品種「ユーフォルビア・ポリクロマ」は黄色の可愛らしい花を咲かせます。

強い日差しや乾燥に強く、日当たり、水はけのよい場所に植えて育てましょう。花期は4~7月。※参考価格:500円前後(3号ポット苗)

2.6 アサガオ

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昔から親しまれている、ツル性植物の定番。あんどん仕立てやグリーンカーテンにして楽しむのも、風情があってステキです。種まきの適期は5~6月、開花期は7~10月です。※参考価格:300円前後(種)

2.7 コスモス

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ピンクや紅色が可愛いコスモス。草丈が高く倒れやすいので、密植状態で成長させるとよいでしょう。

過湿は苦手なので、ある程度株が大きくなったら乾燥気味に育てます。

種まきの適期は5~7月。11月くらいまで、美しい花を咲かせます。※参考価格:300円前後(種)

2.8 ヒマワリ

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夏の花の定番、ヒマワリ。大輪や小輪、八重咲きや一重咲きなど品種が多く、いくつかの品種を混植するのもオススメです。

ヒマワリは太陽の方向を向いて花を咲かせるので、花が咲く方向を予測しながら種をまくとよいでしょう。種まきの適期は4~6月です。※参考価格:300円前後(種)

3. まとめにかえて

梅雨の晴れ間はガーデニング作業をすすめるチャンス。夏花壇への衣替えの準備をすすめておきましょう。

梅雨が明ければ、いよいよ暑い夏は始まります。梅雨前に作業を終わらせて、夏の花壇をゆっくり楽しんで下さいね。

LIMO編集部