第一のタイミング:投資を始めたばかりのタイミング
投資を始めたばかりの頃は、日々、資産が増えたり減ったりすることに慣れずに、戸惑うことが多いのではないでしょうか。それまでは、資産はすべて預貯金で保有していたという人であれば、資産が減っているという事実に耐えられないかもしれません。
リターンがマイナスになると、「やはり投資など始めなければよかった」「始めるタイミングが悪かったのでは」など、後悔や不安が募ることがあると思います。
特に、投資を始めたばかりのタイミングでは、リターンがゼロ付近でプラスとマイナスを行ったり来たりすることが多くなります。行動経済学の研究では、人間はリターンがゼロに近いところを行ったり来たりすると、ストレスを感じやすいことがわかっています。日々、強いストレスを感じながら、投資を続けていくのは誰にとっても難しいことでしょう。
長期投資を続けるうえでは、短期的なリターンに一喜一憂しないことが鉄則です。リターンを見るたびに不安になってしまうのであれば、運用報告書は見ない、アプリにはログインしないなど、短期的な運用実績を見ないように工夫したほうがよいかもしれません。