LIMOが2022年5月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年5月10日)
小さめの庭や玄関の一画、裏庭のちょっとした空間にオシャレな花壇を作ってみませんか。
植物を植えるのが難しそうなスペースでも、少しだけ手を加えるとステキな見映えに早変わりします。
今回は小さめのスペースにオシャレな花壇を作る方法、花壇に植えたいオススメの花を紹介します。
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1. 花壇を作るときのポイント
1.1 花壇の場所選び
花壇の場所は動線と利便性を踏まえ、長方形の花壇にするのか曲線にするのか、どのくらいの高さにするのか、実際に歩きながら考えてみましょう。
ある程度の場所や高さが決まったら、レンガやピンコロ石、ガーデンエッジなどを並べて仮の花壇を作ります。再び花壇付近を歩き、歩行に邪魔にならないと確信できたら位置を決定しましょう。
高さがある花壇を作るときにはホームセンターでモルタルを購入し、天気がよい日に施工しましょう。
1.2 土の準備
土の準備は花を植える1~3週間前から始めます。まずは土を30センチほど耕し、土を柔らかくします。石や雑木、雑草があれば取り除いておきます。
土壌改良のために、パーライト、堆肥や腐葉土、元肥や苦土石灰を必要に応じて混ぜ込みます。土が足りない場合は、園芸店で販売している花苗専用の土を足してください。
2. 小さめ花壇をオシャレに見せるコツ
2.1 立体感を意識する
苗は大小の植物を組み合わせて、立体感が出るように配置します。手前に草丈が低い花を植えて、後方に草丈の高い花苗を植えるのが基本。中低木の樹木をミニシンボルツリーにして周りに花を配置するのもバランスのよい植え方です。
奥行きがあまりない花壇は、左右どちらから見ても2種類以上の花が見えるようにレイアウトしてみてください。
2.2 花色を限定する
花の色を限定すると、全体的なまとまりが生まれます。赤系や青系、黄色とオレンジなど、似た系統の花色でまとめ、白い花やカラーリーフをアクセントに入れましょう。
色選びに迷ったときには、自宅外観に合う色をチョイスすると失敗しにくくなります。たくさんの花色を混ぜてしまうと、まとまりのない印象になるので注意してくださいね。
3. 小さめ花壇が華やかに!オススメの花5選
初夏から秋にかけて咲く花には、鮮やかな花色、個性的な花姿の植物がたくさんあります。好みに応じて、好きな花を植えると愛着も増しますよ。
ここでは、初心者も育てやすい植物をメインに紹介します。花選びに迷ったときは参考にしてみてくださいね。
3.1 ジニア
春から晩秋にかけて開花するジニア。ヒャクニチソウとも呼ばれ、草丈が低い品種や高い品種、コスモスに似た一重咲きや丸い形のポンポン咲きなど豊富な種類が揃っています。
カラーバリエーションも多いので、自宅外観に合う色が見つけやすいのも魅力です。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
3.2 インパチェンス
春から秋にかけ、色鮮やかな花を咲かせるインパチェンス。耐陰性が強く、多少日当たりが悪いところでも生育が可能ですが、日に当てたほうが元気に育ちます。
一重咲きや八重咲きなど種類も豊富。草丈がコンパクトなので花壇の前列にオススメです。多湿に弱い品種もあるので、切り戻しをしながら蒸れに注意して育てましょう。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
3.3 ペンタス
春から秋にかけて、星型の赤やピンクなどの花を半円形状に咲かせるペンタス。
花色だけでなく葉色の種類も多く、特に斑入りの葉はカラープランツとしても利用できます。
草丈は品種によりさまざま。1メートル以上になる品種もあります。暖かい地方では、戸外でも越冬することもあります。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
3.4 トレニア
春から晩秋にかけて、スミレのような小さな花を咲かせるトレニア。草丈約20センチのコンパクトな花なので、花壇の前列にオススメです。
明るい日陰や半日陰でも育ちますが、日当たりがよい方が花付きはよくなります。蒸れに弱いので、風通しのよい場所で育てましょう。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
3.5 コリウス
コリウスは葉色を楽しむカラーリーフ。
小さめの品種から1メートル近くまで育つ大きな品種、葉が小さいものや大きなものなどたくさんの種類があり、花壇の空きスペースを埋めるのにピッタリです。
直射日光が強いと葉が傷むことがあるので、半日陰~明るい日陰で育てましょう。
4. まとめにかえて
小さめの庭や玄関先でもオシャレな花壇を作ることは可能です。花のレイアウト次第では、大きな花壇よりセンスのよい花壇に見せられますよ。
花がら摘みや水やり、植え替えなど、手入れの手間が少ないのもコンパクトな花壇ならでは。旬の花が開花する庭で、ステキなガーデンライフを過ごしてくださいね。
LIMO編集部