働く時間や場所にこだわらないなど、ライフスタイルに合わせて働き方を変える人が増えています。雇用契約を結ばないフリーランスとして活躍する人もいます。

中には年収1000万円以上を稼ぐフリーランスもいれば、「食べていくのがやっと」という人もいます。その差はどこにあるのでしょうか。ポイントをまとめてみました。

【POINT 1】自分なりの専門性を持つこと

会社勤めではなくフリーランスとして働くことに不安があるとすれば「収入が安定しないこと」でしょう。では、収入を安定させるためには何が必要でしょうか。大切なのは「発注先として選ばれる人」になることです。

そして、そのために大事なのが専門性です。誰でもできる仕事であれば、当然ながら料金の安い人に頼んだほうがいいわけです。

と言っても「今さらどうやって専門性を高めればいいの?」と考える人もいるでしょう。比較的簡単に専門性を高める方法があります。それは、いくつかの専門性をクロスさせることです。

たとえば、ライターであれば、きちんとした文章が書けることは当然ですが、さらに「医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律(旧薬事法)に詳しいライター」となると、なかなかいません。

IT技術者であれば、技術力に加えて英語が得意というなら、プロジェクトで重宝されるでしょう。「中国語のできる人材研修の講師」などもニーズがありそうです。

【POINT 2】「趣味を仕事にする」のはなかなか難しい

専門性を高めるにあたって、「自分の好きなこと(趣味)を仕事にしたい」と考えるかもしれません。ただし、趣味を仕事にするのはなかなか容易ではありません。ニッチな分野では、消費者も企業もお金を出さないからです。

そこで、「好きなことではなく、得意なことを仕事にする」と割り切るのも一つの考えです。趣味ほどのわくわく感はないかもしれませんが、達成感がなくなるわけではありません。

【POINT 3】最初はいつでも「ピンチヒッター」

映画や舞台であれば、「○○さんをイメージして脚本を用意しました」ということがあるかもしれませんが、フリーランスの仕事はそのようなことはありません。