40歳代から老後に向けた対策を
今回は積立投資をおこなった場合のシミュレーションを確認しました。実際にどのようなパフォーマンスになるかはわかりませんが、3%と5%でも20年後に大きな差が見られました。
現行のつみたてNISAは若い世代の口座数が多くなっており、積立投資に興味を抱かれている方もいると思います。ただ、どのような投資対象を選ぶかでリスク・リターンが変わってきますので、ご自身が納得する商品選びを行いましょう。
また、老後対策は貯金や資産運用の他にも、iDeCoや個人年金保険といった私的年金で備えたり、長く働き続けられるキャリアを考えたりといった複数の選択肢があります。
どれを選ぶにしてもリスクはあり、またどれが向いているかも個人差がありますから、40歳代のころから情報収集をして、ご自身に合ったものを選んでいきましょう。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2025年9月21日更新)