日本には、預貯金や投資信託などの金融資産を多く持つ富裕層世帯は、どのくらいいるのでしょうか。
また富裕層世帯の人は、どのような共通点があるのでしょうか。
今回は、最新調査から、富裕層の世帯数を紹介します。また、みなさんも参考にすることができる、お金がどんどん貯まる方法をチェックしていきましょう。
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1.【富裕層】資産1億円以上の世帯数とは
野村総合研究所が行った調査では、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から、不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた「純金融資産保有額」から、世帯を分類しています。
そして、最新の調査によると、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」は139万5000世帯、5億円以上の「超富裕層」は9万世帯で、合わせると148万5000世帯でした。
特に最近は富裕層世帯の保有額が増加しています。
2019年から2021年にかけて、富裕層の純金融資産保有額は9.7%、超富裕層世帯は8.2%増加しています。また、2011年から過去10年間、富裕層世帯数も一貫して増える傾向が見られました。
こちらの調査では、富裕層の保有額が増えている要因として、株式などの資産価格の上昇により、富裕層の保有資産額が増大したためだと考えられています。
さらに富裕層の人数が増えていることについては、投資によって資産が増え、準富裕層の一部が富裕層に、そして富裕層の一部が超富裕層に移行したためだと考えられています。