2. 【男性の年金収入】厚生年金「月額15万円超」は全体の何パーセント?
老後に必要な生活費がざっくり見えてきたところで、老後の収入源となる公的年金に目をむけてみましょう。
会社員などのサラリーマンが受け取る厚生年金の月額を見ていきます。男女別の受給額分布グラフをご覧ください。
2.1 【男女別・年金収入】最新データ「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より
- 5万円未満:13万2603人
- 5万円~10万円未満:105万6048人
- 10万円~15万円未満:268万5460人
- 15万円~20万円未満:451万8201人
- 20万円~25万円未満:217万3173人
- 25万円~30万円未満:24万8273人
- 30万円以上:1万4455人
厚生年金の対象となる男性は総数1082万8213人。そのうち64%が15万円以上の年金をもらえている計算になります。
過半数が該当している状況に、少し安心感を覚えた人もいるかもしれませんね。
ただし、厚生年金の受給額は「現役中の年収×加入期間」をもとに算出されるため個人差が大きいのが特徴です。
- 年収が同じでも加入期間が短い
- 加入期間が同じでも年収に差がある
といった違いは将来の年金額に反映されますので、「みんなの受給額」だけでなく「自分の場合の年金額」から将来設計を立てるようにしましょう。