日本全国を対象とした観光需要喚起策である「全国旅行支援」。

2023年は1月10日より再開されました。また、2022年10月から訪日個人旅行が解禁されていることもあり、観光・宿泊需要の高まりが期待できるでしょう。

そこで今回は、全国旅行支援やインバウンド再開の概要と民泊について解説します。

民泊に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

【注目記事】日本で「資産1億円以上の富裕層」の割合は?富裕層が「節約のためにやらないこと」3選と節約が続くワケ

1. 全国旅行支援とは?

全国旅行支援とは、国が各都道府県に財政支援を行って各都道府県が実施している「観光需要喚起策」です。

宿泊料金の割引や電車・バスなど交通付き旅行商品の割引、旅行期間中に使用できるクーポン券などの付与が行われています。

新型コロナウイルス感染症が世界的に流行したことにより、2020年の訪日外国人旅行者数は対前年比マイナス87.1%の412万人となりました。

感染症拡大を防ぐため、人との距離を確保することや不要不急の外出を控えることなど「新しい生活様式」の実践が求められたこともあり、コロナ禍以前と比較すると旅行需要は落ち込んでいます。

日本において、観光が国内経済に与える影響は大きいものです。

観光消費により、宿泊業・飲食業などの売り上げ増加といった影響だけでなく、原材料を収めた業者の売り上げ増加や新たな需要による雇用の誘発などの生産波及効果や雇用誘発効果も見込めるでしょう。

そのため、国が財政支援を行って地域観光を支援しているのです。

1.1 2023年1月10日以降の全国旅行支援

2022年の全国旅行支援は12月27日をもっていったん終了し、2023年は1月10日より再開しました。

1月10日から再開された全国旅行支援の基本的な内容は次のとおりです。

さらに、適用条件として本人確認書類と、ワクチン接種歴(3回)もしくはPCR検査等による陰性証明が必要となるケースが多くあります。

詳しい内容は、全国旅行支援の都道府県連絡先一覧よりご確認ください。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/page06_000261.html