春に引越しをするならいつがいい?
前章では、春先に引越しをすると高くなる理由について解説しました。
とはいえ、進学や就職、転勤をきっかけに引越しを考えている人は、夏や秋まで引越しのタイミングを延長することは難しいでしょう。
では、春のなかでもお得に引越しができる時期はいつがいいのでしょうか。
結論から述べると、4月中旬からGW明けが春のなかでも、お得に引っ越せる時期と言えます。
株式会社リベロの行った調査によると、春の引越しでおすすめの時期として1位がGW明け、次いで4月中旬、5月に入ったらという結果になりました。
先ほどの国土交通省の発表した月別引越件数を見てみても、4月から徐々に引越件数が落ち着いてくることから、比例して料金も安くなりやすいと考えられます。
また、株式会社リベロが引越会社に”春にお得に引っ越すための時期”を調査したところ「5月10~20日だとピーク時より50%以上安くなる可能性あり」「4月17日より遅い引越しであればピーク料金より半額以下の料金でできる」といった意見も見られました。
このように、引越し業者も閑散期に向けて料金の設定を安くするところが多いのだとうかがえます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)