新NISAの注意点2つ
魅力的な点が多い新NISAですが、注意点もあるので確認していきましょう。
注意点1.金融商品やリスク許容度の確認を
新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠が併用可になるため、積立投資をしながら株式投資にも挑戦したいという方もいるでしょう。
ただ金融商品や運用方法によって特徴やリスクは異なるため、きちんと学んだ上ではじめることが重要です。
また、年間投資上限額が増額されるため、自分のリスク許容度以上の運用をしてしまうことも考えられるでしょう。
ご自身の家計や環境、ライフプラン、年代などをみてリスク許容度を把握した上で運用を行いましょう。
注意点2.恒久化ゆえ先延ばしとなる可能性も
制度が恒久化されるため2024年以降いつはじめてもよいわけですが、逆にいつでもはじめられるからと先延ばししてしまう場合も考えられます。
一般的に年齢を重ねるほどとれるリスクは減りますので、ご自身にとって最適なタイミングでの運用を検討しましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。