4月は新しいことを始めやすい季節であり、異動や環境の変化により、引越しをした人もいるのではないでしょうか。

引越しをした際に、意識してしまうこととして「近隣トラブル」が挙げられます。

近年においては、防犯や新型コロナウイルス感染症といった理由から、引っ越した際に近隣への挨拶をためらうケースもあります。

隣や上下の階に誰が住んでいるか分からない状態もあるため、なるべくトラブルは避けたいものです。

本記事では、隣人トラブルで多いとされるケースや、その対策について解説していきます。

近隣トラブルに関するアンケート調査も、あわせて紹介しているので、参考にしてください。

近隣トラブルで最も多いのは「騒音トラブル」だった

株式会社ヴァンガードスミスの調査によると、近隣トラブルで最も多い問題として「生活音/騒音関連」がダントツで1位という結果になりました。

出所:株式会社ヴァンガードスミス「近隣トラブルで圧倒的1位は「騒音」!さらに近隣トラブルが原因で引っ越した経験のある人は5人に1人も」

騒音トラブルは、臭いや駐車などの問題と比較しても、約60%以上と圧倒的に多い結果となっており、近隣トラブルとしては最も起こりやすい問題であると言えます。

同調査の具体的な内容として、下記のようなものが問題の要因として挙げられています。

  • 深夜に騒がれてうるさかった
  • 上の階の子供の歩く音や遅くまで騒ぐ音がうるさかった

上記のような夜遅い時間帯の騒音に関する内容が多い傾向にあり、近隣トラブルに繋がっているとうかがえます。

さらに、株式会社ヴァンガードスミスが行っている「近隣トラブル相談窓口」において、約1万件の相談のうち8割は「騒音」に関する相談であることからも、騒音による近隣トラブルは、日常的に起こっている現状が見えてきます。