日本には数多くの日本三大〇〇があると言われていますが、みなさんはどのくらいご存知でしょうか。

今回は日本三大の名所の中でもよく知られている「日本三大名泉」をご紹介します!

2023年のゴールデンウィークの行き先として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

日本三大名泉とは?

室町時代、京都五山の相国寺の詩僧・万里集九による詩文集「梅花無尽蔵」に、有馬温泉、草津温泉、下呂温泉が名湯として記載されました。

これを受けて、江戸時代の儒学者・林羅山が、自らの詩文にも3つの温泉名を残したことに由来しています。

1. 日本三大名泉「有馬温泉(兵庫県)」

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最初にご紹介する日本三大名泉は、兵庫県神戸市の山深い六甲の山峡に位置する「有馬温泉」。現在でも昔ながらの風情がある温泉街が広がっています。

古くは日本書紀や枕草子など様々な文献に登場しており、多くの歴史上の人物に親しまれてきました。

そのなかでも、豊臣秀吉は有馬温泉をこよなく愛し、度重なる天災によって被害を受けた建物や温泉施設の復興に尽力したと言われています。

日本最古の温泉であり、多彩な泉質も魅力。鉄分を含んだ濃い茶褐色が特徴の「金泉」、無色透明な「銀泉」と、異なる泉質の湯を楽しむことができます。