3. 厚生年金「月平均14万円」を受け取るために必要な年収はいくらか
厚生年金受給者の平均年金額は月に約14万円でしたが、厚生年金「月平均14万円」を受け取るために必要な年収はどの程度なのでしょうか。
厚生労働省の「公的年金シミュレーター」を基に計算した、1970年生まれの会社員が23歳から60歳まで勤務した場合に、65歳から受給する平均年収ごとの年金受給額は以下のとおりとなります。
出所：厚生労働省「公的年金シミュレーター」を基に筆者作成
3.1 平均年収ごとの年金受給額
平均年収 目安年金受給額
- 300万円 月11万円
- 400万円 月12万5000円
- 480万円 月14万円
- 500万円 月14万5000円
- 600万円 月16万円
- 700万円 月17万5000円
- 800万円 月19万円
- 900万円 月21万円
厚生年金「月平均14万円」を受給するために必要な平均年収は約480万円です。
上記は23歳から60歳まで会社員として勤務した場合のシミュレーションなので、勤務期間が短くなったり長くなったりすれば受給額は増減します。
たとえば、23歳から30歳まで年収480万円の会社員として勤務し、31歳から59歳まで配偶者の扶養に入った場合に65歳から受給できる年金は月に約7万5000円です。
会社員や公務員時代が長く平均年収が高い人ほど、受給できる年金は高額になります（上限あり）。
