約9割の就活生が「頭の良さ」だけでは就活で戦えないと思っている
新型コロナウイルス感染症ピーク時と比較すると、2024年卒の就活は比較的難しいものではないと説明しましたが、「誰もが確実に内定をもらえる」というわけではありません。
就活においては、企業が求める能力が就活者に備わっているかが重要となります。
株式会社創英コーポレーションは、現在就職活動をしている学生に対して、就職活動と非認知能力に関する調査を実施しました。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査方法:インターネット
- 調査時期:2023年2月実施
- 調査対象:全国の20代男女、就職活動中で今年または来年大学卒業見込み 合計300名
- リリース公開日:2023年3月28日
上記調査の結果、約9割が就活において、机上の学習といった頭の良さだけでなく「非認知能力」が必要であると回答しています。
非認知能力とは、「思考力」「表現力」「判断力」など生きていくために必要な能力であり、テストで数値化することが難しい能力となっています。
同調査では、約9割の就活生が、数値化できない「非認知能力」が求められていると感じており、就職活動においては「頭の良さ(机上の学習だけ)」だけでは戦えないと感じているようです。
また、「非認知能力」のなかで、就職活動が最も必要と感じたのは「社会性(協調性やコミュニケーション力)」でした。
とくに、個人面接といった企業の人とじっくりと関われる場面において、社会性が求められると感じる就活生が多いようです。
テストの成績で良し悪しが決まりやすい学生とは異なり、社会人になると数字以外の部分も求められる傾向にあるため、就活の時点で「学生時代に求められていること」とのギャップを感じる人が多いとうかがえます。