ライフプランを見直すには、この時期は良い時期です。
新入学、新社会人などライフプランの見直しの時期のため、人生設計を考えてみてはいかがでしょうか。
今回は死亡保障を考えることができる、遺族年金について考えていきます。
年金と聞くと老後のことばかりを思い浮かべますが、老後の年金以外にも障害年金、そして遺族年金があります。
家族を守る保障について見ていきましょう。
【注目記事】60歳代「貯蓄3000万円以上」ある人の割合は?今から老後資金を作るコツ3つ
1. 遺族年金とは?
国民年金や厚生年金の被保険者または被保険者であった方が亡くなった時、生計を維持されていた方がもらえるものが、遺族年金です。
遺族年金には、遺族基礎年金と遺族厚生年金があり、亡くなった方の年金の加入状況によってもらうことができます。
遺族年金を受給するためには要件があります。
亡くなった方の今までの年金の納付状況、年齢、収入などの条件を全て満たしている場合受け取ることができます。
1.1 遺族基礎年金
遺族基礎年金は、次の期間中に亡くなった場合に支給されます。
- 国民年金の被保険者期間中
- 日本に住んでいる方のうち、65歳未満で国民年金の被保険者だった方
(亡くなった前日までに保険料納付期間や免除期間を含め、国民年金の加入機関の3分の2以上あること) - 老齢基礎年金の受給権者であった方や受給資格期間を満たしている方
(※老齢基礎年金を受給する場合は、納付要件が10年以上必要ですが、遺族基礎年金は25年以上となっています。)
生計維持されている子のある配偶者が受け取れますが、いない場合には子が受け取れます。
1.2 遺族厚生年金
遺族厚生年金は、次の期間中に亡くなった場合に支給されます。
- 厚生年金の被保険者期間中
- 厚生年金の被保険者期間中に初診日がある病気やケガが原因で初診日から5年以内に亡くなった時
- 1級または2級の障害厚生(共済)年金を受け取っている方が亡くなった時
- 老齢厚生年金の受給権者であった方や受給資格期間を満たしている方
(※老齢基礎年金を受給する場合は、納付要件が10年以上必要ですが、遺族基礎年金は25年以上となっています。)