50歳代からの老後対策2つ

最後に50歳代からできる老後対策を2つ解説します。

老後対策1.貯蓄を増やすために資産形成を考える

50歳から老後までの期間は十数年ですが、貯蓄を増やすことは可能です。

定期預金や投資信託、個人年金保険など、老後に備えた資産形成を目的とした金融商品を検討することができるでしょう。

また、つみたてNISA(2024年から新NISAのつみたて投資枠)やiDeCoなど長期積立投資を後押しする制度があります。

リスクはありますが、税制優遇を受けて効率的に資産を増やせる可能性もあるので、まずは情報収集してみてはいかがでしょうか。

老後対策2.健康管理に気を付けて長く働くキャリアを考える

老後対策をする上で、健康管理は非常に重要です。健康管理に気を付けることで、生活習慣病や病気の予防につながり、医療費を削減することができます。

また、現代は60歳代で働く方も増えています。60歳代も働くことで貯蓄を増やしたり、公的年金の繰下げ受給を検討したりすることもできるでしょう。

老後を迎える前から適度な運動や健康な食生活などを心掛けましょう。定期的に健康診断を受けて、病気の早期発見や予防に努めることも大切です。

現代はさまざまな働き方がありますから、長く働けるキャリアについて検討してみましょう。

老後に向けた資産形成を

50歳代「ひとり世帯」の貯蓄の中央値は53万円です。50歳代はすべての年齢階層で最も年収が高い年代ですが、現実には貯蓄できていない人が多いようです。

60歳代でも働く方が多いですが、年金生活も視野に入るため、50歳代から老後に向けて資産形成を進めることが重要でしょう。

2024年からは、新NISAが開始される予定です。

iDeCoなど老後の資産形成を促す制度もあるので、このような制度についても調べるといいでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子