50歳代「ひとり世帯」の家計状況。年間手取り収入から何%貯蓄している?
50歳代「ひとり世帯」の家計状況を年収、貯蓄率、消費支出の3点から見てみましょう。
50歳代「ひとり世帯」の年収
国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、50〜54歳の平均給与は520万円、55〜59歳は529万円です。
他の年齢階層と比較すると、55〜59歳が最も高く、50〜54歳が2番目に高いです。
50歳代は会社組織でベテランとみなされます。管理職になる方もいる時期ですので、他の年齢階層と比べて年収が最も高いと考えられます。
50歳代「ひとり世帯」の年間手取り収入からの貯蓄率
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、50歳代「ひとり世帯」の平均貯蓄率は13%です。
上記は金融資産保有世帯に限定した貯蓄率です。金融資産非保有世帯を含めると貯蓄率は下がると予想されます。
金融資産保有世帯に限定しても、約4割の世帯が貯蓄できていないようです。
年収が最も高い年齢階層ですが、貯蓄に回せない世帯が多いとわかります。