2024年からの新NISAを前に、どのように運用をはじめようか考える方も多いのではないでしょうか。
新NISAでは成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能になり、年間投資上限額が増えるなどより投資をしやすくなります。
金融商品にはさまざまな種類がありますが、現行のNISAでは若い世代のつみたてNISAの利用も増えており、投資信託に興味を持たれている方もいるでしょう。
今回はスパークス・アセット・マネジメント株式会社が、全国の20~79歳1000名の投資信託利用者を対象に行った「投資信託利用者実態調査2023」をもとに、投資信託の利用実態などをみていきます。
資産における「投資信託」の割合はどれくらいか
スパークス・アセット・マネジメント株式会社の調査によると、保有資産(自宅を除く)において投資信託が占める割合は以下の通りでした。
保有資産(自宅を除く)において投資信託が占める割合
- 10%未満:28.2%
- 10~20%未満:19.3%
- 20~30%未満:13.2%
- 30~40%未満:9.2%
- 40~50%未満:6.4%
- 50~60%未満:3.7%
- 60~70%未満:1.9%
- 70%以上:3.5%
- わからない:14.6%
最も多いのは「10%未満」で約3割、次に「10~20%未満」が約2割となっており、およそ半分の方が20%未満でした。
経験年数別にみると1 年未満では「10%未満」(48.4%)が最多ですが、10年以上では「10%~20%未満」(22.9%)が最多となっており、経験が増えると保有資産に占める割合も上がる傾向にあるとわかります。