バラを愛するガーデナーにとって楽しみな春がやってきました。寒い冬を乗り越えたバラたちが、今年はどれだけ美しい花を咲かせてくれるか期待に胸が躍りますね。

今回は1年でもっとも世話が多忙になる4~6月に、ぜひやっておきたいお手入れを解説。初心者でも育てやすいバラも紹介します。

4~6月にやっておきたい「バラのお手入れ」植え付け&開花調節

新苗の植え付け

Mariia Boiko/shutterstock.com

新苗は前年に接木され、4月から夏にかけて出回る新しい苗。細い茎が伸びて花が付いています。小さな苗なので比較的低価格で手に入れやすいのが魅力。

茎がしっかりしていて間延びせず、葉のツヤがよい株を選びましょう。植え込む際はツボミを切り取っておくと、株が早く丈夫に生長します。根鉢を崩さないよう植え付けるのがコツです。

開花調節

4月になるとスクスクと新芽が伸びて葉が開きだします。1つの節から2~3個の新芽が出ているときは、芽を1つだけ残してほかは間引きしましょう。

一度に花を咲かせずに、途切れなくつぎづきと開花させたい場合は開花調節をします。たくさん付いたツボミを2割程度摘み取ると、その茎は再びツボミを付けて1週間遅れほどで開花するでしょう。