20~40歳代の「子育て世帯」興味ある投資1位「NISA」

同調査で家計の活用方法として投資か貯蓄のどちらが理想的かを聞いたところ、「投資派」「やや投資派」が合計で43.3%、「貯蓄派」「やや貯蓄派」が合計で35.3%でした。

昔から投資は「リスクがある、怖い、よくわからない」という印象がありますが、現代では投資に前向きな子育て世帯も多いようですね。

「投資派」を選んだ人に現在興味のある金融商品について聞いたところ、以下の順となりました。

出所:株式会社FreeLifeConsulting「家計の使い道に関するアンケート」(2023年3月13日公表)

投資先として興味のある金融商品:全体(20歳代・30歳代・40歳代)

  • NISA(つみたて・一般):73・4%(80.3%・70.5%・67.7%)
  • 株式投資:50.2%(43.7%・55.7%・51.9%)
  • 投資信託:47.0%(38.8%・52.3%・51.1%)
  • iDeCo:26.8%(24.0%・27.8%・29.3%)など

最も多いのは「NISA」で7割超となっており、特に20歳代の約8割が目立ちます。

日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2022年9月30日現在)について 」によれば、現行のNISA制度では、とくにつみたてNISA口座数は多い順に30歳代が155万口座、40歳代が116万口座、20歳代が107万口座となっています。

今はさまざまな方法で情報を得やすく、若い世代でNISAを利用する方が増えているのでしょう。

同じく国の税制優遇制度であるiDeCoは26.8%となっており、NISAに比べると半分以下でした。

iDeCoは掛け金が全額所得控除になるなどの税制上のメリットがありますが、原則60歳まで引き出せないなどの点でNISAを利用する方が多いと考えられます。