子育てと仕事の両立の難しさから管理職を目指さない女性が多数
続いては、共働きの主婦が感じるキャリア面の意識について見ていきましょう。
株式会社識学による「管理職に関する意識調査」によると、管理職になりたいと思う男性が12%だったのに対して、女性は4.0%という結果になりました。
管理職になりたい割合が、男性よりも女性のほうが低い理由としては、やはり「子育てと仕事の両立」が課題となっているようです。
実際に、株式会社識学の同調査で「女性の管理職を増やすために必要だと思うこと」というアンケート調査では、「子育てや介護などの両立支援」が最も高い結果となりました。
その他にも「育休や在宅勤務などの社内制度を設ける」「保育園などの育児施設の充実」などが上位に挙げられていることから、現状はまだ子育てと仕事の両立の難しさが浮き彫りになったといえます。
厚生労働省の調査では、20歳~59歳の男女の会社員管理職に占める女性の割合は、部長相当職では7.8%、課長相当職では10.7% 、係長相当職では18.8%となっており、女性管理職の割合が低いのが現状です。
国際的に見ても、日本の女性管理職の割合は低い傾向にあるため、国全体で女性がより働きやすくなるような体制を支援していくことが大切となるでしょう。