先日、確定申告の締め切りである3月15日を迎えました。締め切り間近にバタバタで申告を終わらせた個人事業主や副業をする会社員の人も多いのではないでしょうか。
一方で、会社からの給与以外に収入のない会社員は、原則確定申告が不要です。税金や社会保険料は、毎月の給与から自動で天引きされます。
では、年金受給者はどうなのでしょうか。
本記事では、年金から天引きされるものを紹介します。厚生年金や国民年金の平均受給額、天引きされるものの具体的な金額についても解説するので参考にしてみてください。
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1.【老齢年金】厚生年金と国民年金の平均月額
2021年度末時点における厚生年金と国民年金の平均月額は以下のとおりです。
1.1【老齢年金】厚生年金と国民年金の平均月額
- 厚生年金受給者(会社員)の平均年金月額 :14万3965円
- 国民年金の平均年金月額 :5万6368円
厚生年金受給者の平均年金月額と国民年金受給額には約2.5倍もの差があります。
国民年金のみを受給する自営業者夫婦の年金受給額は、二人合計で月に約11万円です。
65歳以上の無職世帯夫婦が月に支出する平均額は約26万なので、年金だけで生活することは一般的に難しいでしょう。