メリット2.キャリアが形成できる

扶養内で働く場合は、職種や雇用形態、役割などが制限され、補助的な仕事になることが多いと思います。扶養内で働き続ける限り、キャリアアップは望めないのが実情でしょう。

出所:国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」

国税庁の「民間給与実態統計調査」から、年齢階級別の平均給与をみてみると、男性は60歳までは年齢が上がるに従って給与も上がっていくのに対し、女性は20代後半で頭打ちとなり、それ以降ほとんど上がっていません。

50代では、女性は男性の平均給与の半分以下となっています。

こうした背景には、結婚後、扶養内で働く選択をする女性が多いことが影響していると思われます。一度キャリアが分断されると再就職が難しく、低賃金の仕事に甘んじてしまうことも要因でしょう。

扶養から外れて、制限なく働くことで、仕事の幅が広がり、キャリアアップにつなげることができます。能力はあるのに、働き控えをしてその能力を活かせないのは実にもったいないことです。