3. 老齢厚生年金に加給年金が加算されれば月額3万2000円上乗せ
また、老齢厚生年金をもらう際、一定の配偶者と子どもがいれば、年金版「家族手当」と言われる加給年金が加算されます。
一定というのは、65歳未満の生計を維持している配偶者、または18歳に達した後、最初の3月31日までの子どもです。
2023(令和5)年度の配偶者の加給年金額は、38万8900円(昭和18年4月2日生まれ以後の場合。加給年金:22万3800円、特別加算額:16万5100円)です。
※老齢厚生年金と同じく、スライド率等については含まず。
もし月額15万円ほどの年金であれば、配偶者が65歳になるまで加給年金が月額3万2000円ほど上乗せされ、年金月額は18万2000円になります。
また、子どもの加給年金額は2人目まで1人につき22万3800円、3人目から7万4600円です。
なお、加給年金が加算となるには、届出が必要です。