20~30歳代「おひとりさま」の貯蓄はいくら?平均と中央値とは
今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)各種分類別データ」を参考に、おひとりさまの貯蓄事情をみていきます。
まずは20~30歳代です。
20歳代ひとり世帯の貯蓄(平均・中央値)
- 平均:176万円
- 中央値:20万円
- 貯蓄ゼロ:42.1%
20歳代は約4割が貯蓄ゼロとなっており、より実態に近い中央値も20万円です。
30歳代ひとり世帯の貯蓄(平均・中央値)
- 平均:494万円
- 中央値:75万円
- 貯蓄ゼロ:32.4%
30歳代になると一部の富裕層の影響を受けやすい平均で500万円近く、一方の中央値は75万円と大きな差が出ました。
20歳代は働き始めたばかりで、年代も若くまだ収入が上がる前ということもあり、そこまで貯蓄差が大きくありませんでした。
しかし30歳代になると貯蓄ゼロが約3割な一方、貯蓄500万円以上が4人に1人となっており、「貯蓄をしている人としていない人」の差が見えはじめています。