2. 年金エイジ「みんなの食費」ひと月どのくらい?
食費と聞くと食べ盛りの子どもがいる子育て世帯が思い浮かびますが、「支出に占める食費の割合」という意味では年金世帯の方が高くなることは意外と知られていません。
2.1 年代別の平均エンゲル係数
- ~29歳:5万3374円(22.5%)
- 30~39歳:7万626円(26.7%)
- 40~49歳:8万1751円(26.1%)
- 50~59歳:8万2491円(24.1%)
- 60~69歳:7万8972円(27.4%)
- 70歳~:6万9287円(30.6%)
月の消費支出のうち食費が3割を超えているのは70歳以上のみで、60歳未満の現役世代と比べると約5%増加しています。
年金世代の収入は公的年金がメインになるため、現役時代より年収が下がることがほとんどです。そうなれば生活費に使える金額も自ずと少なくなりますから、結果的に現役世代より少ない金額の食費でもエンゲル係数は上がってしまうことに。
その他の生活費で削れる部分を探すなど、工夫して家計を管理する必要がありそうですね。