2005~2021年「富裕層」世帯数・資産の推移を確認

同調査より、2005~2021年の富裕層の世帯数と資産の推移を確認しましょう。

出所:株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」

富裕層の世帯数をみると、2005年は81万3000世帯でしたが、2015年には114万4000世帯と100万世帯を超え、2021年に139万5000世帯へと増加しています。

超富裕層に関しても、2005年の5万2000世帯から2021年の9万世帯へと増加しています。

2019年から2021年にかけて、富裕層と超富裕層をあわせた純金融資産保有額の合計額は333兆円から364兆円へ9.3%増えています。

2013年以降、富裕層と超富裕層の資産・世帯数ともに増加していますが、野村総合研究所によれば、その理由として株式などの資産価格上昇により保有資産額が増大したこと、また金融資産を運用(投資)している準富裕層の一部が富裕層へ、富裕層の一部が超富裕層へ移行したことが考えられるとしています。