ゆとりある老後生活費「月平均37万9000円」にも
さらに生命保険文化センターの調査によると、ゆとりのある老後生活を送るために必要な上乗せ額は、平均で月14万8000円でした。
上乗せ額は「10~15万円未満」が31.4%で最多となっており、次に「10万円未満」(19.3%)。具体的なゆとりの内容も見ていきましょう。
多い順に「旅行やレジャー」( 60.0%)、「日常生活費の充実」(48.6%)、「趣味や教養」 (48.3%)、「身内とのつきあい」(46.2%)、「耐久消費財の買い替え」(31.7%)などとなっています。
ゆとりといっても特別なものではなく、旅行や趣味、身内との付き合いといった日常の楽しみや、家電や家具といった耐久消費財の買い替えなど必要なものも含まれています。
老後の最低日常生活費とゆとりのための上乗せ額を合計すると、月平均37万9000円にもなります。
先ほどの厚生年金のモデル夫婦の金額では、月15万4518円の赤字になります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)