ゆとりある老後生活費「月平均37万9000円」にも
さらに生命保険文化センターの調査によると、ゆとりのある老後生活を送るために必要な上乗せ額は、平均で月14万8000円でした。
上乗せ額は「10~15万円未満」が31.4%で最多となっており、次に「10万円未満」(19.3%)。具体的なゆとりの内容も見ていきましょう。
多い順に「旅行やレジャー」( 60.0%)、「日常生活費の充実」(48.6%)、「趣味や教養」 (48.3%)、「身内とのつきあい」(46.2%)、「耐久消費財の買い替え」(31.7%)などとなっています。
ゆとりといっても特別なものではなく、旅行や趣味、身内との付き合いといった日常の楽しみや、家電や家具といった耐久消費財の買い替えなど必要なものも含まれています。
老後の最低日常生活費とゆとりのための上乗せ額を合計すると、月平均37万9000円にもなります。
先ほどの厚生年金のモデル夫婦の金額では、月15万4518円の赤字になります。