老後の「最低日常生活費」は月いくら?
「セカンドライフ」というと夢がある印象も受けますが、公益財団法人生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査(速報版)」によると、それまでの生活と老後生活で経済的にどう変化すると考えているかをみると「つつましい生活」を選んだ方が63.9%で最多でした。
「経済的に豊かな生活」は2.3%と少数派になっており、「同じ程度の生活」も26.5%です。老後はつつましく、と考えている人が多いとわかりますね。
同調査によれば、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考えられている最低日常生活費の平均額は月額23万2000円でした。
厚生労働省によれば、2023年度の年金額は以下の通り。
2023度の国民年金と厚生年金の年金額
- 国民年金の年金額(満額):6万6250円
- 厚生年金はモデル夫婦(2人分の国民年金と厚生年金):22万4482円
厚生年金のモデル夫婦で月約22万円ですが、最低日常生活費には7518円足りない結果となりました。
上記は平均的な金額であり、実際の年金受給額には個人差があります。