5. 老後資金に不安なときの対策3つ
老後の収入となる年金額と老後の支出額で収支がマイナスになるようであれば、貯蓄や勤務先の退職金、他に保有している資産でまかなえるのか試算してみることが大切です。
もしもカバーできない可能性がみられるなら、今のうちから対策を考える必要があります。
定年後も、働いて収入を得ることは老後の生活を安定させる方法のひとつです。
さらに、65歳から支給される公的年金の受給開始を遅らせることで、本来の年金受給額に所定の割増が適用された年金額を受け取り続けることもできます。
また、今のうちから老後の資産を作ることを考えるのもひとつです。銀行預金の金利は低いままで、いくら預貯金口座に預けてもほとんど資産が増えることは期待できません。
金融商品を運用することで効率的に資産を増やすことができれば、老後資金が底をつくのを防ぎやすくなります。税制面で優遇措置が適用されるNISAやiDeCoを活用するのも選択肢に入れてみると良いでしょう。
運用にはリスクがありますから、しっかりと情報収集をおこなうことも重要です。
6. 70歳代の貯蓄額や年金月額から老後を考えよう
70歳代の貯蓄額や年金受給額を知ると、具体的に老後の生活を設計することができるでしょう。
老後にどのように暮したいのかを想像して、その暮らしを実現できるように対策しましょう。
収入面に不足があり不安を感じるのであれば、情報収集をおこない、今から自分に合った方法でできることを始めていきましょう。
参考資料
高橋 禎美