注意点3. iDeCoにも価格変動がある

iDeCoでは価格変動がある金融商品ばかりかと思われますが、元本確保型の定期預金などでも運用することが出来ます。

しかし、昨今の預金金利と同じような金利のため、元本確保型の金融商品で増やしていくことは難しいと思います。

毎月掛け金を積み立てていく場合、先ほどのように毎月手数料がかかります。

手数料を引かれた上で、金利の低い定期預金で運用した場合、今のような金利がずっと続いたら、積み立てた金額よりも受け取る金額は少なくなるでしょう。

そこで、多くの方は価格変動のある投資信託などで運用しています。

もちろん、価格変動するのがイヤという方は、金利が低い元本確保型の金融商品で運用することも可能です。

ただし、手数料が引かれることで、払い込んだ元本を割ってしまう可能性はあります。

投資信託などの価格変動がある金融商品は、長期、分散、積立の方法で、リスク分散が出来ているといえます。

注意点4. iDeCoでは自分で運用商品を選ばなくてはいけない

iDeCoを始めるのに多くの方が困っているのは、どんな運用商品を選べば良いのかわからないということでしょう。

運用なんてしたことない、どう運用したら良いのかわからない、との声も聞かれます。

20代、30代でiDeCoを始めている方は、ある程度価格変動の大きなもので運用しても良いのではないでしょうか。

というのは、60歳まで30年、40年と運用期間が長いからです。

将来的に成長しそうな国などで運用することで、自分の運用資産を増やしていく期待はできそうです。

40代後半から50代になると、積極運用から少しずつ安定運用に切り替えても良いでしょう。

60歳前に○○ショックなどで、世界的に株価が大きく下がってしまう可能性もありますが、安定運用に切り替えておくことで、下落リスクを抑えることもできそうです。

場合によっては、60歳以降も運用することも可能です。