高齢になると、国民健康保険を脱退し高齢者医療制度に新たに加入することになります。
ただし、後期高齢者医療制度も毎月保険料がかかります。高齢になると年金収入がメインとなり、多くの人は現役時代に比べて収入が減るため、毎月かかる保険料の負担は大きいです。
では、後期高齢者医療制度の保険料はいくらなのでしょうか。本記事では、2024年度の後期高齢者医療制度の保険料を解説します。
記事の最後に都道府県別の保険料一覧表を掲載していますので、参考にご覧ください。
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1. 後期高齢者医療制度は誰が加入する制度か
後期高齢者医療制度はどのような人が加入するのでしょうか。
後期高齢者医療制度は原則75歳以上の人が加入する制度です。
75歳になると、今まで加入していた国民健康保険を脱退して後期高齢者医療制度に加入します。
2. 後期高齢者医療制度はどのような制度か
後期高齢者医療制度は、窓口での医療負担割合が少なくなることが特徴です。
国民健康保険の医療費負担割合は3割ですが、後期高齢者医療制度は一般的な所得の人であれば窓口負担割合が1割になります。
また、一定以上所得のある人(全体の20%程度)は2割負担、現役並みの所得がある人は3割負担です。
そのため、所得が高い人でなければ、医療費の負担を減らすことが可能です。
ここまで後期高齢者医療制度とはどういうものかを確認してきましたが、保険料はいくらなのでしょうか。
保険料は都道府県によって異なるため、次章で都道府県別にチェックしていきます。