介護保険料は個人で異なる
公表されたとおり、介護保険料は年々増加しています。
ただし、介護保険料は一律で6216円というわけではありません。
40歳~64歳の場合、健康保険料に含めて介護保険料を支払います。そのため、納める保険料は加入している健康保険によって異なります。
会社の健康保険に加入している方は、厚生年金保険料等と同様に、標準報酬月額を用いて保険料が決まります。
国民健康保険の場合は、前年の所得や家族の人数等によって計算されます。
また、65歳以上の場合も一律6014円ではありません。
65歳以上になると、介護保険料は健康保険と引き離して単独で支払います。市町村によって水準は異なり、前年の所得で決定される方式です。
つまり、前年の所得が多ければ多いほど支払う介護保険料も高くなるということです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)