2月も終わりとなり、いよいよ2022年度の終わりが見えてきました。
定年退職の時期は企業によってまちまちですが、公務員や一部の会社では「3月末」を定年退職日とするところもあります。
周りでも、退職を迎える方がいるかもしれませんね。
ただし、最近では定年退職を迎えても働き続けるシニアが多いです。
健康面や社会とのつながりのために働く方もいますが、大きな理由は「経済面」にあります。
老後の収入源は公的年金となりますが、年金だけで生活するのは難しいとも言われるのです。
では、男性のうち厚生年金(老齢基礎年金を含む)を月平均で15万円以上受給できる方はどれほどいるのでしょうか。
直近のデータから見ていきましょう。
【注目記事】「老後に2000万円必要」はウソ?【役所は教えない】年金だけで暮らしていく方法とは
1.「厚生年金」直近の受給額事情
厚生年金保険(以下、厚生年金)の男女合計の総数における、年金月額階級別の老齢年金受給者数は、全体で1618万445人です。
全体の平均額は14万3965円ですが、男性に限定すると受給者数は1082万8213人で平均16万3380円となります。
1万円刻みで受給者数を見ることで、ボリュームゾーンを探っていきましょう。
1.1【男性】厚生年金の年金月額階級別の老齢年金受給者数
- ~1万円未満 7万366人
- 1万円以上~2万円未満:1万4136人
- 2万円以上~3万円未満:5875人
- 3万円以上~4万円未満:1万580人
- 4万円以上~5万円未満:3万1646人
- 5万円以上~6万円未満:7万694人
- 6万円以上~7万円未満:17万8892人
- 7万円以上~8万円未満:26万5042人
- 8万円以上~9万円未満:25万7224人
- 9万円以上~10万円未満:28万4196人
- 10万円以上~11万円未満:35万8936人
- 11万円以上~12万円未満:44万6960人
- 12万円以上~13万円未満:52万9551人
- 13万円以上~14万円未満:62万4724人
- 14万円以上~15万円未満:72万5289人
- 15万円以上~16万円未満:81万5769人
- 16万円以上~17万円未満:90万3637人
- 17万円以上~18万円未満:96万5471人
- 18万円以上~19万円未満:95万3315人
- 19万円以上~20万円未満:88万9人
- 20万円以上~21万円未満:75万1043人
- 21万円以上~22万円未満:57万7586人
- 22万円以上~23万円未満:39万8787人
- 23万円以上~24万円未満:26万7701人
- 24万円以上~25万円未満:17万8056人
- 25万円以上~26万円未満:11万2141人
- 26万円以上~27万円未満:6万7929人
- 27万円以上~28万円未満:3万9296人
- 28万円以上~29万円未満:1万9670人
- 29万円以上~30万円未満:9237人
- 30万円以上~:1万4455人
男性の場合、17万円以上~19万円未満がボリュームゾーンとなっているようです。