株式市場の振り返り-日経平均株価は続伸、TOPIXは年初来高値を更新

2017年7月20日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 20,144円(+123円、+0.6%) 続伸
  • TOPIX 1,633.0(+11.1、+0.7%) 続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,179.8(+2.8、+0.2%) 続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,491、値下がり銘柄数:399、変わらず:133
  • 値上がり業種数:32、値下がり業種数:1
  • 年初来高値更新銘柄数:211、年初来安値更新銘柄数:10

東証1部の出来高は16億5,097万株、売買代金は2兆1,144億円(概算)となりました。出来高は前日並みでしたが、一部の値嵩株の取引が増加したため、売買代金は小幅増加になっています。ただ、積極的な売買はまだ見られていないと言えましょう。

そのような中、日経平均株価は寄り付きから前場の半ばまでは小幅高で推移しました。しかし、前場の半ばに上げ幅を拡大し、後場に入るとさらに拡大して一時は+136円高まで上昇しました。最後はやや伸び悩みましたが、それでも3桁の上昇となり、3日ぶりに20,100円台を回復した続伸となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きとなりましたが、取引時間中には年初来高値を更新するなど、日経平均株価より好調に推移しました。

東証マザーズ総合指数は小幅続伸、売買代金は41日連続の1,000億円超

東証マザーズの出来高は1億150万株、売買代金は1,324億円となり、いずれも前日より増加ました。出来高が5日ぶりに1億株を上回るなど、個人投資家の資金流入の動きが見られ、売買代金も41日連続の1,000億円超を達成しています。

また、総合指数も小幅ながら続伸となり、1,200ポイント回復に向けた準備を整えつつあるようです。このまま上昇基調を維持するのか注目されましょう。

ソフトバンクグループが5連騰、ソニーや日立製作所が年初来高値を更新

個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が小幅高で引け、これで5連騰となりました。また、日東電工(6988)が年初来高値を更新し、信越化学工業(4063)や東京エレクトロン(8035)なども値を上げています。

さらに、ハイテク株が総じて高く、TDK(6762)が一時+5%超高となる急騰となり、ソニー(6758)、日立製作所(6501)、ローム(6963)、オムロン(6645)などが年初来高値を更新しました。

一方、ファーストリテイリング(9983)が再び大幅安となり、任天堂(7974)も安く引けました。また、ディー・エヌ・エー(2432)が一時▲5%超安となる急落となり、終値でも大幅安となっています。

なお、連日で株価下落が続いていたヤマトホールディングス(9064)は、取引時間中に年初来安値を更新しましたが、終値は小幅高まで戻しました。

新興市場では、前日にストップ安となったサイバーステップ(3810)が大幅続落となり、エディア(3935)も大きく値を下げました。一方、アンジェス(4563)が連日の急騰となり、比較.com(2477)も大幅高で引けています。

青山 諭志