1. 【Alphabet(Google)の株価】2022年の最終利益の減少が影響か
2021年のAlphabetは、コロナ禍の環境変化に伴うテクノロジーセクターの需要の拡大の恩恵を受けて好業績を実現しました。
通期最終利益は2020年は約402億米ドルでしたが、2021年は760億米ドルとなりました。
当時は決算と共に公開されたウェブ配信においてもポストコロナの好況について触れられていて、Alphabet経営陣もコロナ禍後の環境変化の恩恵を受けていたことを認識していました。
これに対して風向きが変わったのが2022年でした。
赤字化したわけではないものの、2022年1Q~4Q全ての四半期で最終損益が減益になり、コロナ禍以降の需要拡大はひと段落しAlphabetの業績も悪化したと考えられます。
通期では最終利益は約600億ドルで前年比約-21%の減益となりました。
2021年対比でのビジネス環境の悪化が、まずAlphabetの株価低下要因になったと思われます。