人生100年時代に合わせたマネープランを
70歳代でひとり世帯の方の中には、生涯独身の方や離別・死別された方などさまざまな背景の方がいらっしゃるでしょう。
「人生100年時代」といわれる現代においては、老後ひとりになる可能性は誰もが抱えています。
今回は平均をご紹介しましたが、貯蓄も年金も、またどれだけ長く働けるかも個人差が大きいため、ご自身に照らし合わせて考える必要があります。
たとえば年金額は、国民年金か厚生年金か、また加入状況によっても大きく異なります。
また、配偶者と死別すると遺族年金を貰えることもありますが、加入していた年金によってはもらえない場合もあります。
夫婦で暮らしている方であっても、いつかひとりになる可能性を考えて、早くから老後のマネープランを検討することが大切でしょう。
まずはねんきん定期便やねんきんネットで将来の受給予定額を確認したり、貯蓄についても計画的におこなう必要があります。
さらにこれからの時代は、長く働くキャリアプランを立てたり、資産運用を取り入れてお金に働いてもらうというのも老後資金の有効な対策の一つになります。
資産運用にはリスクがありますから、情報収集などを重ねて、これを機に老後のマネープランを考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」
- 総務省統計局「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の要約」
- 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2022年12月)
宮野 茉莉子