1. 単身世帯が老後までに準備したい金額は?
単身世帯の人がひとりで老後を過ごすためには、貯蓄はどのくらい必要なのでしょうか。
ジブラルタ生命保険株式会社が20歳~69歳の未婚男女4700名(男性2350名・女性2350名)に行った「おひとりさまに関する調査2022」によると、リタイアまでに準備したいお金の平均は男性2530万円、女性2057万円でした(2022年12月22日公表)。
2019年に世間の注目を集めた「老後2000万円問題」。その影響からなのか、単身世帯においても老後の生活資金として2000万円以上を持っておきたいと思う人は多いようです。
「老後2000万円問題」は、標準的な夫婦2人世帯が、公的年金以外に必要となる老後資金について試算したものです。ただし、これは「介護費用が含まれていない&持ち家が前提」となっています。
冒頭でも触れましたが、ここ最近の物価上昇や年金受給額の減少なども考慮すると、単身世帯においても2000万円を目標にするのは決して過剰な金額ではないのです。