【年金月額】標準的な夫婦なら平均約22万円。ではひとり分の年金額はいくらか 厚生年金・国民年金「受給額の個人差・男女差が気になる！」

4. 【ひとり分の年金月額】国民年金をみんないくらもらっている？

次に1階部分である国民年金（基礎年金）をみてみましょう。

4.1 国民年金の受給額分布を見る

全体：5万6368円

• 男性：5万9013円
• 女性：5万4346円

また、受給権者の分布を1万円刻みで見ると、以下のようになります。

• 1万円未満：7万27人
• 1万円～2万円未満：28万4152人
• 2万円～3万円未満：90万3006人
• 3万円～4万円未満：274万9550人
•  4万円～5万円未満：463万6048人
• 5万円～6万円未満：791万730人
• 6万円～7万円未満：1500万3006人
• 7万円以上：187万2466人

男女の差はほとんどなく、おおよそ5万円台となっています。ちなみに、国民年金を40年間納めた場合に受け取れる満額は、6万5075円（2021年度の月額）。満額に近い金額を受け取っている人が多いようですね。

国民年金についても、男女別の受給額事情を見てみましょう。

4.2 国民年金の男女差・個人差は？

厚生年金とは異なり、平均月額や受給額の傾向など大きな男女差は見られませんでした。国民年金の年金保険料は全員一律で、納付月数で年金額が決まることで、差がつきにくくなっていることが考えられるでしょう。