【2024年に向けて】「新NISA」と「iDeCo」どっちからはじめる？ケース別に解説 「新NISA」と「iDeCo」をわかりやすく解説。シミュレーションも確認

2024年からの新NISAの概要とは

2024年からの新NISAと現行NISAの違いは以下の表のとおりです。

期限付きだった現行制度から新NISAでは制度が恒久化され、非課税期間が無期限になります。

また、現行では一般NISAとつみたてNISAのどちらかを選ぶ必要がありましたが、新NISAでは一本化され、成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能です。

一生涯の非課税保有限度額1800万円が新設され、単年の上限額も成長投資枠240万円とつみたて投資枠120万円と大幅に増額されます。

一生涯の非課税枠1800万円は引き出して空いた枠を再利用できます。そのため、実際には1800万円以上の非課税投資ができるわけです。

iDeCoの最大のメリットは掛金が全額所得控除になる点

新NISAとiDeCoの特徴は以下の表のとおりです。

iDeCoは公的年金の上乗せのための制度で、掛金全額が所得控除になるなどの強力な税制メリットが特徴です。

その反面、60歳まで引き出せないという、目的外の利用を制限するルールがあります。

NISAは制度拡充により自由度が増し、柔軟な利用が可能になります。

両制度は併用が可能なので、ライフイベントごとの必要資金の多くを準備できるようになるでしょう。資産形成をはじめるにあたって、どちらを利用すべきかはケースバイケースです。