岸田内閣が掲げる「所得倍増プラン」の具体的な施策にNISAの抜本改革やiDeCoの制度改革があります。

このうち、NISAの抜本改革は2022年12月に発表された「令和5年度税制改正大綱」で制度が恒久化され、現行の一般NISAとつみたてNISAが一本化されるなどの具体的な内容が明らかにされました。

iDeCoは2022年の改正に続き、2024年12月から勤務先に企業年金のある会社員または公務員の拠出限度額が月額2万円に引き上げられます。

これらの施策を上手く活用して、ライフイベントごとの必要資金を上手に準備するには、それぞれの制度の特色の理解が重要です。

年度末が近づきライフイベントの変更により家計も変化しやすい今、それぞれの制度の特色を確認した後に、2024年以降に向けてはじめるならどちらを先にすべきかについて解説します。