コロナ禍や最近の物価高により、貯蓄を切り崩した人もいるかもしれません。特に冬は電気代やガス代、灯油代など光熱費もかかり、家計が厳しい方もいるでしょう。
金融広報中央委員会は、「令和4年(2022年)家計の金融行動に関する世論調査」を公表しました。平均的な貯蓄額を知ることで、他者と比較した自分の家計状況を把握することができるでしょう。
本記事では、最新の日本人の平均貯蓄額を確認した後に、お金が貯まらない貧乏習慣などを解説します。
日本人の平均貯蓄額はいくらか。二人以上・単身世帯で確認【最新データ】
金融広報中央委員会「令和4年(2022年)家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]」によると、金融資産保有額の平均値は1150万円です。
より実態に即した中央値は280万円、金融資産非保有世帯は全体の26.9%ですので、世帯間の経済格差が激しいことが分かります。
二人以上世帯の平均貯蓄額はいくらか(2022年版)
金融広報中央委員会「「家計の金融行動に関する世論調査2022年」(二人以上世帯調査)」によると、二人以上世帯の金融資産の保有額は1291万円です。
2020年、2021年はコロナ禍でも貯蓄額が増加しましたが、2022年は減少に転じました。
また、より実態に近い中央値は400万円でした。
単身世帯の平均貯蓄額(2022年版)
金融広報中央委員会「「家計の金融行動に関する世論調査2022年」(単身世帯調査)」によると、単身世帯の金融資産の保有額は871万円です。
2人以上世帯より400万円程度低い結果となっています。
実態に近い中央値は100万円程度と、低水準で推移しています。