おひとりさまが老後に向けて考えたい資産設計2つ
現在の貯蓄額と老後に必要な金額の差額は、自助努力によって用意する必要があります。
貯蓄に合わせて、老後に備えた資産設計の例をご紹介します。
老後に向けて考えたい資産設計1.iDeCo
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、国民年金や厚生年金などの公的年金とは別に受給できる私的年金制度です。
自分が拠出した掛金を拠出して積立したお金を運用し、運用成果を基に給付額が決定されます。
運用益は非課税の取り扱いです。
また、拠出した掛金は全額所得控除の対象なので、節税効果があります。
老後の資産設計を目的として設計された制度であり、原則60歳まで引き出しできませんが、強制的に老後の資産形成ができるでしょう。
老後に向けて考えたい資産設計2.つみたてNISA
つみたてNISA(少額投資非課税制度)は、長期・積立・分散投資を支援する制度です。
年間40万円を上限に投資可能で、最長で20年間は投資から得た利益に課税されません(最大非課税投資枠800万円)。
少額で毎月少しずつ資産形成をしたい人を支援するために設計されています。
投資対象の投資信託は金融庁の審査に合格したものに限定されているので、投資に不安がある初心者でも比較的安心できるでしょう。ただし運用なのでリスクがあります。
また、2024年から新NISAが開始するので、現行のつみたてNISA制度が変更されることにご留意ください。