おひとりさまの老後生活に必要な平均額をシミュレーション

では、老後生活で必要な金額と現在の貯蓄額の差額を知っておきましょう。

総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)結果の概要」によると、単身世帯の実収入は13万5345円、支出合計は14万4747円となっており、不足額は9402円です。

出所:総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)結果の概要」

不足額を10年間、20年間、30年間で積算すると、老後生活で不足する合計額は以下のとおりです。

おひとりさまの老後の必要額をシミュレーション

  • 10年間:9402円×12カ月×10年間=112万8240円
  • 20年間:9402円×12カ月×20年間=225万6480円
  • 30年間:9402円×12カ月×30年間=338万4720円


上記は平均額となっており、たとえば収入部分は国民年金か厚生年金か、また年金の加入状況によっても個人差が大きくなります。

支出についても上記は持ち家が想定されているため、賃貸の場合はさらにかかるでしょう。また、病気になったときや介護費用なども必要となります。

収支の状況やライフスタイルによって上記の不足額は変動することにご留意下さい。