年収600万円の暮らしとは

生活するエリアや生活スタイルにもよりますが、年収600万円の単身者であれば比較的余裕のある生活が送れるでしょう。

年収600万円の人の手取りは年間460万円、月に直すと40万円程度です。

​​総務省「家計調査報告家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によると、単身世帯の支出額平均は15万5046円。

このうち住居費の平均は「2万2118円」となっていますが、賃貸住まいの相場は5万円台であるため、支出額の目安は19万円前後と言えます。

これにより、支出額の目安は

1カ月:約19万円 年間:約228万円

となります。

生活するエリアによって違いがあるとはいえ、月額40万円の収入があれば、余裕のある生活を送ることができそうです。

車も所有できますし、海外旅行へ行くことも可能でしょう。

一方、子育て世代では年収600万円でも、生活に余裕がないと感じる人も多いかもしれません。

厚生労働省「2021年国民生活基礎調査」によると、年収600万円をクリアしている世帯でも、子供がいる6割の世帯が、生活が苦しいと答えています。

単に食費など生活費がかかる、という理由の他に、習い事や大学、専門学校などの教育費用などがかかるため、苦しいと感じる人が多いのではないでしょうか。

同じ年収600万円世帯であっても、単身世帯と子育て世代では負担が違います。