3. ミンチ

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「ひき肉」を意味する「ミンチ」も、関西人が全国区だと思いやすい表現の1つです。

関西以外の地域の人からは、以下のような声が挙げられていました。

  • 「ミンチ」の意味は分かるけど、自分が話すときは使わないかな。
  • 関西の友人から教えてもらったレシピに「鶏むね肉のミンチ」ってあって、最初はどこかの部位のことを指すのかと勘違いしてしまった。「ひき肉」って意味だったのね。

関西以外の地域では、人によって使うかどうか、伝わるかどうかが異なるようです。

スーパーによってはひき肉に「ミンチ」と書かれたラベルを貼っているお店もあり、日常的に目にしやすい表現のため、全国区だと思いやすいのかもしれません。

4. 腰をいわす

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「腰をいわす」とは、関西弁で「腰を痛める」ことを表すフレーズです。「重い物持ったら、腰いわしてもたわ」という風に使います。

「腰をいわす」を聞きなれない地域の人からすると、「腰がどうしたって?」と思わず聞き返しそうになりますね。

「いわす」は、場面によっては「殴る」「やっつける」などを強く表現するときに使う言葉でもあります。

荒っぽいワードをあえて使うことで、腰を痛めた状態を冗談っぽく聞こえるようにしているのでしょう。

「腰をいわす」に限らず、「~をいわす」は日常的に使われており、「肩をいわす」「喉をいわす」など、様々な場面で耳にします。

関西人にとっては「~をいわす」という言葉も普段から聞きなれているため、全国区だと思いやすいのかもしれません。