年代で変わる貯蓄事情。まずは貯まる仕組み作りを
今回は各年代の貯蓄状況を確認しました。
おひとりさまにも生涯独身の方から離別・死別の方がいますから、それまでの働き方によっても貯蓄状況は変わるものです。
ただ平均と中央値をみると、年齢を重ねるごとに上がっていくことがわかりましたね。また、貯蓄ゼロの方も一定数いました。
確実に貯蓄していくためには、まず「貯まる仕組み作り」をすることが重要です。給料日に一定額を引き落としてから貯める「先取り貯金」をはじめるのが良いでしょう。
また、2024年からは新NISAがはじまる予定です。現行のつみたてNISA制度は、毎月一定額を積み立てていく積立投資です。
投資なのでリスクがありますが、金融庁は資産や地域を分散した積立投資を長期間続けることで、リスクが低くなる傾向もあることを示しています。
ただ途中売却や積立投資をやめるとこうした効果は弱くなるとのこと。また、投資対象などによってもパフォーマンスは変わるでしょう。
投資はリスクがあり自己責任にはなりますが、きちんと調べ考えることで、老後資金に備えるための一つとして積立投資は向いているでしょう。
余裕資金ができたら先取り貯蓄の一部を積立投資でおこなうのも一つです。
まずは今回の結果を参考に、今後の貯蓄計画をたててはみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子